第十七話：咆哮
「早くしないと、やばそうじゃの」 目を細めながら呟く祖母"久美子"目の前に広がるは闇の球体、それは生き物のように蠢き、辺り一面の闇を喰らっていた。 闇の球体からは圧倒的な霊力が溢れていた、まさしく神の名に相応しい力。「でも……なんで急に封印が弱まったの？」 祖母の隣に現れた人物、御堂雅人である。カルティエ タンク
時同じくして他の者達も親方様である祖母、そして雅人を囲むように周りに集まってくる。「知らぬ。本当なら後二百年は大丈夫だったはずじゃ」 祖母が片手を小さく挙げる、すると分家の者達が闇の球体を離れた場所から取り囲むように並んでいく。「誰かが手を加えたのでしょうな」 声がしたほうへ雅人が振り向く、そこには林堂幸長が腕を組みながら眉を顰めていた。カルティエ 結婚指輪
隣には妻の千代と、娘の蓮が立っている。「そうじゃろうの、ここに張っていた結界も弱まっておるの」 祖母は呟くと、顔を少しあげると、首をゆっくりと巡らせた。「親方様、準備が整いました」 早走りに近寄ってくると男は頭下げ告げた。「ふむ……組三式、結殺。組五式、烈神。を与える」 祖母は袖口から二枚の白い札を取り出すと、霊力を込めると空へと向かって投げた。カルティエ 財布
闇が支配する世界で二つの白い光が、力を失うこともなく、輝きを増していく。「皆の衆、死に急ぐんじゃないの」 刹那――世界が白く染められていく。 それは恐るべき速度で、それは光速で世界を浄化していく。 白き光が世界に満ち溢れた時、分家の者達、そして林堂家の者は各々の札を取り出し、魂を顕現した武器を召喚した。カルティエ リング
「綺麗だ……」 雅人はその光景を見て思わず声を漏らす。 白い世界で己の光を放つ者達。 己の魂の存在を示す者達。「雅人や、じっくりと見ておくんじゃの」「わかってるよ……」 祖母の言葉に、漆黒の札を見つめながら雅人は返事を返した。『組三式、結殺』 同じ言葉で、同じ時間に、二百という数の闇神使いが、同じ術を使う。 様々な色が混ざり合い、様々な霊力が折り重なる。http://www.cartiersale.biz関連記事：
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